マッキーとマッサン二人の視点から、工房や家具のこと、日々のあわを綴った勝手気ままなブログです。
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新商品のキャビネット〜箱物に対する自分勝手な考察〜

先月新しくラインナップされたキャビネット。

製作に至るまでには様々な葛藤がありました。

 

キャビネットと展示室

箱物(箪笥などの収納家具の総称)は椅子とは違って

面で構成されているため、見た目以上に材料を多く使用します。

よって、材料費や手間代そして製作時間などもかなり掛かってしまうため

残念ながら個人の工房で製作すると値段も高くなってしまうのです。

 

ネット上や量販店で安価で販売されている同程度のサイズの商品とは

値段では当然競争にもなりません。

ただ、安価なモノの中には自分が欲しいと思えるようなデザインの商品が

ほとんど無いのも事実でした。

 

一般的に箱物には板ざしと框組(かまちぐみ)の二つの製作方法があります。

側面を一枚の板で作るのが板ざしで、枠を組んで板をはめ込むのが框組です。

 

敢えて二つの製作方法のデザイン等の特徴を言うのであれば

板ざしはシンプルなデザインの物が多いですが、重量は重くなりがちで

框組は板ざしと比べると軽いですが、

装飾過多の野暮ったいデザインの物が多く見受けられる(個人的見解)

くらいでしょうか?

要はどちらの製作法にもデザイン上は

ディティール以外大きな違いはあまり無いと思っています。

 

なので、箱物やテーブルのデザインは椅子や小物などと比べると

他とのデザイン的な差別化が非常に難しいと日頃から感じていました。

使い易さやシンプルなデザインを追及するならば尚更なのです。

 

以上の事以外にも様々な要因が頭をよぎり

果たして地方の個人工房が手を出して良い代物なのかどうか

相当期間考えあぐねていたわけです。

色々言いましたが、要は手間や材料費が掛かり他との差別化が難しく

しかも高価になってしまい売れないキャビネットを

見本とはいえ正直あまり作りたくなかったのです。

 

そんな思いを引きづりながら、7月頃から展示室の改修工事に取り掛かったのですが

どうしても展示室のレイアウト等を具体的に考えていると

やはり箱物は展示品として避けては通れないものだと思うようになりました。

 

キャビネットの引き手

 

そんな自分勝手な葛藤の中製作したのが今回のキャビネットなのです。

 

多くの課題をクリアできた秀作だと自負はしていますが

やはり価格だけはどうしても押さえる事ができませんでした。

デザインはシンプルですがあまり見た事の無い方法で

側面、背面、扉を製作しています。

 

ご興味のある方は実際工房まで御来訪して頂けるとうれしいです。

 

価格などの詳しい情報は→ここをクリックして頂けるとHPにジャンプしますので

宜しくお願い致します。

 

 

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