思い出
2017.05.11 Thursday
5年程前にこちらの地に越して来てから
4月になるといつも周りの目を楽しませてくれていた
お隣Tさんのお家の枝垂れ桜。しかし・・・
我が家に大きくなり過ぎた木が倒れるのを心配したTさんは伐採する事を決め、
去年の秋、それは遂行されました。
なので、こんなすばらしい姿は残念ながらもう見る事ができないのです。
伐採された木は薪として頂いたのですが
燃料として燃やしてしまうだけでは忍びなく
薪を材料に何かTさんに思い出に残るようなひと品をプレゼント出来ないかと
思いを巡らし、考え到ったのがカッティングボードでした。
デザインとしてはいたってシンプル。
少しでも原形が残るように仕上げました。
写真では分かりにくいですが、ミンタカらしい工夫が
実は裏面に施されています。
斧とチェーンソーで切り分けられた材料を板にするまでには
かなり骨が折れましたが、何とか形になり良かったです。
今日の昼過ぎ出来あがった品をお届けにお隣さんへ。
思いがけない品に驚いて頂けたのと同時にすごく喜んでももらえました。
今回の様に思い出の木を材料に
「喜んでもらえるかな?」なんて想像しながら製作するのも
結構楽しいモノですね。